【 答え 】
① ア | ② エ | ③ ク |
④ コ | ⑤ ウ | ― |
【 解説 】
- ①「初期」
PDPC法は強制連結型と逐次展開型に分けられる。強制連結型が計画の初期の段階において発生しそうな不測の事態を全て列挙し事前に対処方法を用意しておく。逐次展開型は計画を進める過程で状況が変化(計画の遅れや環境の変化など)した際、このまま計画を進めた場合に発生しそうな不測の事態に対し事前に対処方法を用意しておく。問題文は強制連結型の説明である為、選択肢アの”初期”が正解となる。
- ②「全て」
解説①にある通り。強制連結型のPDPC法は計画の初期に考えられる全ての不測の事態を想定するものである。その為、選択肢エの”全て”が正解となる。実際には全ての不測の事態を計画の初期の段階で網羅する事は難しい為、強制連結型にて計画を立てておき状況によって逐次展開型を取り入れる場合もある。
- ③「状況の変化」
解説①にある通り。逐次展開型のPDPC法は計画を進める過程で状況に変化があり、このまま計画を進めると不測の事態が発生しそうな場合において都度対処方法を検討し用意しておく。”状況の変化”とは様々であるが計画の一部に間違いがあった、人員の長期休暇の予定が入ってしまった、実験の計画が遅れている、市場が変化し部品の供給が困難になった等が挙げられる。問題文は逐次展開型の説明である為、選択肢クの”状況の変化”が正解となる。
- ④「修正」
解説①にある通り。逐次展開型のPCPD法は”最悪の事態”を避ける為、状況の変化に応じ都度計画の修正を行う。その為、選択肢コの”修正”が正解となる。
- ⑤「断念」
問題文に「~などの最悪の事態を避けられる~」とあり、選択肢から選ぶとすれば”断念”が適切である。その為、選択肢ウの”断念”が正解となる。PDPC法は計画をなるべくスムーズに進め、意図した結果を得られる様にする事を目的としている。度重なる不測の事態によって計画の遅れや変更を生じる事もあるだろうが、PDPC法を用いる事によって”最悪の事態”である計画の中断や断念を出来るだけ避ける事も目的の一つである。
※PDPC法については下記の関連問題も確認して下さい。
・「【QC検定練習問題】【3級】”PDPC法”-①」記事へ
・「【QC検定練習問題】【4級】”PDPC法”」記事へ
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