【QC検定 受験者必見】過去問から見つける回答の傾向<一夜漬けの参考に>

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※QC検定のおすすめ参考書と過去問題集はこちらで紹介しています。

 当記事では、マークシート方式で回答するQC検定(品質管理検定)の過去試験から、〇×問題の出題割合やア~コなどの選択肢の内、どの選択肢が選ばれやすいかを調べてみました。回答に迷った時に参考になるかもしれませんので、読んでおいて損はないと思いますよ!

QC検定(品質管理検定)回答の傾向【〇×問題の集計結果】

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※当記事は、QC検定(品質管理検定)3級の第21回~第26回(全602問)のデータを基に作成しています。サンプルデータは順次追加していきます。

〇×問題の出題割合

・全体の約7.5%が〇×問題でした。

 QC検定の問題数が約100問なので、大体8問ぐらい〇×問題が出題されています(注意:〇×問題が無い場合もあり)。どの問題も点数は同じなので、時間のかかる計算問題やア~コの中から選ぶ選択問題よりも先に〇×問題があれば片づける方がいいかもしれません。

〇×の各出現割合

・〇と×が選ばれる割合は約4(〇):6(×)でした。

〇×出現割合

 〇×問題は出題数が少ないのでサンプル数も少ないのですが、若干×が〇に比べて多いようです。又、〇と×は各試験で約4:6の割合でバランスよく出現しています。その為、〇×問題が10問あり、その内自信のある問題が8問(内訳が 〇が4個、×が4個 )、自信の無い問題が2問あった場合、自信の無い問題2問の回答を両方×にして〇と×の割合を4(〇):6(×)に近づけた方が正解率が上がりそうです。

QC検定(品質管理検定)回答の傾向【選択肢グループ別の集計結果】

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選択肢グループ別の出題割合

・選択肢の少ない問題が13%以下、選択肢の多い問題が85%以上でした。

 選択肢グループ別の出題割合が下記になります。QC検定の試験はマークシート方式なので用意されている選択肢から回答を選ぶ形になりますが、問題によって選択肢の数が変わってきます。例えば、下記のように「ア~オの中から選ぶ問題」が11.3%になっている為、問題が全部で100問あったら約11問はア~オまでの5個の選択肢から選ぶ問題になります。

  • ア~イの中から選ぶ問題・・・1.5%
  • ア~ウの中から選ぶ問題・・・0.8%
  • ア~エの中から選ぶ問題・・・2.8%
  • ア~オの中から選ぶ問題・・・11.3%
  • ア~カの中から選ぶ問題・・・12.3%
  • ア~キの中から選ぶ問題・・・8.3%
  • ア~クの中から選ぶ問題・・・11.6%
  • ア~ケの中から選ぶ問題・・・12.3%
  • ア~コの中から選ぶ問題・・・31.6%
選択肢グループ別出現割合

 上記の結果から、〇×の二択問題や、ア~エなどの選択肢の少ない問題は全体の13%以下になり、選択肢が5個以上ある問題が全体の85%以上になります。 とりあえず〇×問題やア~イ、ア~エなどの選択肢の少ない問題は先に埋めておくといいかもしれません。 又、選択肢の多い問題については当てずっぽうで当てるのは難しくなってくるため、練習問題を解いたり重要用語を覚えておかないと合格は厳しいと思います。ただ、コツとしては対比する用語(例えば、多い・少ない、上限・下限など)がどちらもセットで選択肢にある場合は回答の有力候補だと思うので、先に選択肢から対比する用語があるか探してから当てはめてみてもいいかもしれません。

・ QC検定の練習問題は「手法編」「実践編」
・ QC検定の重要用語は『【QC検定】実際に出る!重要用語集』

回答に選ばれた選択肢の出現割合

・全体的にバランスよく出現していました。

ここでは、過去試験の回答で出現した選択肢(アとかコなど)を集計し円グラフで割合を表示させています。

・各選択肢の出現割合(全て合算)

全出現割合

 上記の円グラフは、過去問題で回答として選ばれた選択肢の合算割合です。選択肢の「ク」、「ケ」、「コ」が他選択肢と比べ割合が低いですが、これは ア~イ迄の選択肢から選ぶ問題や、ア~コ迄の選択肢から選ぶ問題に関係なく、全て合算している事が理由になります。その為、 選択肢のグループ別の出現割合は以下を参考にして下さい。

・ア~イから選ぶ場合の選択肢出現割合

あい出現割合

 上記の円グラフの様に、アとイで比べるとイの方が若干ですが回答として選ばれやすい様に思います。しかし、そもそもア~イの選択肢から選ぶ問題が少ない(100問あれば1~2問出るかどうか)ので、この違いは気にしなくていいと思います。重要なのは、アとイの回答がバランスよく選ばれているという事です。例えば、第22回(3級)、第23回(3級)では、ア~イの選択肢から選ぶ問題が4問あり、その内アが正解が2問、イが正解が2問となっています。その為、もしア~イの選択肢から選ぶ問題が2問あり、両方とも自信が無い場合は2問ともどちらか片方を選べば1問は正解する可能性が高く、2問中1問だけ自信があり、その問題の回答がアなら、もう1問はイを選んだ方が正解率が上がるかもしれません。

・ア~ウから選ぶ場合の選択肢出現割合

あう出現割合

 上記の円グラフを見れば、イとウはアに比べ回答として選ばれやすいように思いますが、そもそもア~ウの選択肢から選ぶ問題が少ない(100問あれば1問あるかどうか)ので、この違いは気にしなくていいと思います(第21回~第26回(3級)の試験では5回、ア~ウの中から選ぶ問題が出ていますが、アが1回、イが2回、ウが2回の内訳です)。
 サンプル数が少ないので何とも言えないのですが、第22回(3級)では3問でており、アが正解が1問、イが正解が1問、ウが正解が1問。第25回(3級)では2問でており、イが正解が1問、ウが正解が1問と、各選択肢がバランスよく選ばれています。

・ア~エから選ぶ場合の選択肢出現割合

あえ出現割合

 上記の円グラフから、ウの選択肢が回答として選ばれやすい傾向にあります。しかし、これもサンプル数が少ないのでバラツキによるものだと考え、あまり気にしないで下さい。結論としては「回答として選ばれる選択肢はバランスよく出現している。」になります。しかし、実際の集計では上記の結果ですので、ア~ウの中から選ぶ問題で、イかウかで迷った場合はウにしておいた方がいいかもしれません。

・ア~オから選ぶ場合の選択肢出現割合

あお出現割合

 上記の円グラフから、ア~オの中から選ぶ問題について、回答として選ばれる選択肢はバランスよく出現しています。QC検定の回答を作成する際、各選択肢の出現数をバランスよく配分しているのでしょうか?

・ア~カから選ぶ場合の選択肢出現割合

あか出現割合

 上記の円グラフから、ア~カの中から選ぶ問題について、回答として選ばれる選択肢はバランスよく出現しています。

・ア~キから選ぶ場合の選択肢出現割合

あき出現割合

 上記の円グラフから、ア~キの中から選ぶ問題について、回答として選ばれる選択肢の割合に差が出ています。しかし、全てを合算した円グラフ(一番上部のグラフ)では、ア~キまでは似たような出現割合になっているので、ア~キの中から選ぶ問題で迷った場合はウ、オが正解しやすいかも?程度に捉えておきましょう。

・ア~クから選ぶ場合の選択肢出現割合

あく出現割合

 「ア~キのから選ぶ場合の選択肢出現割合」の説明部分にも記載しましたが、選択肢がア~キなどの選択肢が7個以上の問題についても大体同じ割合で出現すると考えておいて良いでしょう。

・ア~ケから選ぶ場合の選択肢出現割合

あけ出現割合

※「ア~クから選ぶ場合の選択肢出現割合」に記載した説明と同じ。

・ア~コから選ぶ場合の選択肢出現割合

あこ出現割合

※「ア~クから選ぶ場合の選択肢出現割合」に記載した説明と同じ。

まとめ

 過去問題の集計の結果から、回答となる選択肢はかなりバランスよく選ばれていると感じました。特に選択肢が少ない問題(〇×問題やア~イ、ア~ウ、ア~エ迄の選択肢など)は、ほぼ均等に選ばれているので、この部分は迷った時に均等に選択肢を選んでみるとか、すでに自信のある問題で選んだ答えを避けるなどの方法が有効そうです(問題数も少ないですしね)。しかし、ア~オ以上の選択肢が5個以上ある問題については、問題数も多いですし、選択肢がバランスよく選ばれているだけあって有効となる選択肢はなさそうです。しかし、当記事にも記載したように、対比する用語(例えば、多い・少ない、上限・下限など)がどちらもセットで選択肢にある場合は、どちらか、もしくは両方の選択肢が回答として選ばれやすいと思います。又、もし試験の際に時間があるようだったら、選択肢のグループごとに問題がいくつあるか?と、グループごとにどの選択肢を回答として選んだか?を数え、出現していない選択肢があれば自信の無い問題をその選択肢にしてもいいかもしれません(明らかに外れそうな場合は止めましょう(笑))。

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2019年8月16日